2012年6月27日水曜日

6月は「鹿の谷」でした。

今月の朗読教室も、無事終了。生徒の皆さんがぐんぐん力を付けてきて、聞いていて非常に楽しくなってきました。器用な人も不器用な人もその人なりに味わい深いのがこの朗読の素晴らしいところです。

6月の題材は「鹿の谷」でした。
このお話はとてもおかしみがあって漫画みたいに面白い章段です。

前半は内大臣の左大将を切望している新大納言成親卿が種々の祈りをする話です。百人の僧を籠もらせて大般若経六百巻を七日間真読させていると山鳩が3羽飛んできて互いに食い合って死んでしまったり、それを内裏の神祇官が占うと「臣下が謹慎して物忌せよ」と出たのに新大納言は恐れもせず、夜中にこそこそと上賀茂神社へ7夜続けて願掛けのお参りをしたり、ところがその7夜目の夢に賀茂神が現れ「せっかく祈ってくれても願いを叶えられない、神を恨むなよ〜」と言って消えたり、それでも新大納言は恐れもせず上賀茂神社に聖を籠もらせ拏吉尼の法を行わせたところ75日目に大杉に雷が落ち危うく上賀茂神社が全焼しそうになって聖が追い出されたり、本当にもうちっとも懲りずにあの手この手で左大将を手に入れようと神頼みするのです。結局、成親の願いは成就しませんでした。

どうですこれ、想像するとほとんど漫画みたいでしょう?
レッスン中にみんなで大爆笑です。
しかし、成親の左大将への執着はものすごいものがあり、結局平家の嫡男が左大将に、次男宗盛が右大将になるのですが、そのことをものすごく恨みに思うのです。自分の妹と次女と五女が平家に嫁いで栄え時めいているにもかかわらず、です。

後半はかの有名な俊寛の鹿の谷の別荘での打倒平家の陰謀の場面です。
倒れた瓶子を平氏に見立てて悪ふざけするのですが、ここでも成親が中心となって陰謀が巡らされるのです。

短いシーンですが、バラエティに富んだ人物が出てくるので、どう語り分けていくかが興味深いところです。

次回は俊寛のお話。お楽しみに〜。


–––––––––
次回の「平家物語 朗読教室」吉祥寺クラスは

●昼クラス 7月11日(水) 18時〜20時(7月のみ夜開催です。)吉祥寺ギャラリー絵の具箱

●夜クラス 7月12日(木) 18時45分〜20時45分 場所未定

※「足摺」をやります。
––––––––––

入会金無し。1レッスン:3000円(テキスト込)。体験レッスン1000円。
受講・体験ご希望の方は、heike@parkcity.ne.jpに、お名前、お電話、メールアドレスなどご連絡先をお書き下さい。追ってこちらからご連絡差し上げます。

何人かお仲間が集まれば、出張レッスンもOKです。

0 件のコメント:

コメントを投稿