…800年前の平家物語の世界から戻ってきていない感じです。
千葉県多古町の日本寺。
杉の森の中にある
すばらしいお寺でした。
ゆったりとした時間が流れ…静かで…
静かということがどれほど贅沢かがよく分かります。
200メートルの杉木立の奥に本堂が見える |
多古町重要文化財の山門 |
本堂は二階建で吹き抜けになっている珍しい作り(下見の時の写真) |
日本寺は、700年の歴史を持つ日蓮宗の古刹で、僧侶の大学「檀林」として、檀家を持たず、師弟一体となった厳しい行学を行った大変に由緒あるお寺です。しかし、明治に廃檀となった後は、時の流れからはなれたように、ひっそりと森の中に佇み今日に至っています。
その歴史ある日本寺の本堂の中に浮かび上がった幻想的な明かりの中で、永田砂知子さんの波紋音と共に、「足摺」と「千手の前」と「鶏合壇浦合戦」の三つの章段を演じ語りました。
「祇園精舎」 |
本堂の中央を舞台とし、お客様には舞台を挟んで左右から観ていただきました。
お灯明が揺らめく中、繊細で美しい舞台照明と音響が加わり、まさに劇場では味わうことの出来ない濃密な、悠久の時を超える舞台空間だったと思います。「足摺」では鬼界ヶ島の渚になり波の音が聞こえ、「千手前」では鎌倉の雨の静かな夜が更けてゆくのを感じていただけたのではないでしょうか。
「千手前」 舞も今様もあり千手の優しさが感じられます |
「鶏合壇浦合戦」 これはあえて語り物として |
ぜひまた、日本寺に伺いたいです。
アフタートークの様子 |
2012年10月20日(土)「平家物語」 千葉県香取郡多古町日本寺
語り:金子あい、波紋音:永田砂知子、照明:関根有紀子、音響:江澤千香子
さて、お寺とはまた違った劇場バージョンをぜひご覧下さい!
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「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子
構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会
【日時】2012年12月6日(木)14:00/19:00開演
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分
【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。
【チケット取扱・お問合せ】
平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp
ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
渋谷店(SHIBUYA109 2F)池袋店(池袋パルコ6F)銀座店(銀座ファイブ1F)
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