2014年6月29日日曜日

和ろうそく屋さんでの「平家物語の夕べ」、素敵な会になりました♪


こじんまりした店内なので
トークと語りはこの形式で聞いていただき
懇親会の時に車座になってワインで乾杯しました

お客様が来る前にぱちり
お気に入りの単衣の着物です

先週6月21日(土)に開催された神楽坂「和ろうそく アトリエ灯 AKARI」での平家物語トーク&ライブは、はじめにテキストをお配りしてざっくり、聞きどころや面白い所を解説し、そのあとにろうそくの灯りのもとでの語りを聴いていただきました。薄暗かったせいもありますが、多くの方がテキストを閉じて、耳から入る言葉の一つ一つを想像しながら聴いて下さったようです。終了後にはワインとチーズで懇親会もありとっても楽しくて素敵な会になりました。絵が鮮やかに浮かんだという方も多く、また、始めて聴いた方は、まだ絵が浮かぶのは難しかったけど声や呼吸に圧倒された、ぜひ平家を読んでみたいという方もいらっしゃって嬉しい限りです。お客様はギャラリーの常連さんや地元神楽坂の方、そして私の友人の皆さんも合わせて15名満員になりました。足をお運びくださった皆さまありがとうございました。

どの章段にしようかなあ…と前日まで迷いに迷って、どれも面白くて好き過ぎて決めかねて、結局、お教室の友人に「どれがいいと思う〜〜??」とメールで意見を求めて(笑)、戦も恋愛も乳母子もいろいろな要素が詰まった名文中の名文「木曾最期」にすることにしました。

木曽義仲と今井兼平の最後を描いた木曽最期は、生き様というか死に様がものすごい気迫で描かれていて、震えるくらい面白い章段です。とはいえ、人生を全う出来なかった2人の青年の心のうちを思うと読むたびに成就できない重苦しさが襲って来て、気持ちが回復するのに一晩かかってしまうのですが、この日は、なんと言ってもワインでお喋りして、義仲はあーだ兼平はこーだとお客様と一緒に考察したり感想を述べたのでとっても楽しく終わることが出来ました。

平家をよくご存知の方も全く読んだことのない方もいらっしゃって、幅が広かったのがかえってよかったのではないかと思います。なかには棺桶に入れてもらうなら「平家物語」!というツワモノもいらっしゃいました。理由は、いくら読んでも絶対に飽きないからだそうです。確かに読んでも読んでも長いし面白いし飽きないですからねえ(笑)。私もそうします。

フェイスブックつながりの方も来て下さいました。そしてとても驚いたのが、地元赤城神社で2年前に新内浄瑠璃の会をやった時に鶴賀伊勢藍として浄瑠璃を語ったのを聴いて下さった方が、今回タウン誌「かぐらむら」の記事を見て聴きに来て下さったこと!本当に名前が違うのによく覚えていて下さったとびっくりです!うれしいですね。

お店のオーナーさんがワインを大盤振る舞いして下さって、お開き後も呑み足りない方が何人か残って、蝋燭をともして二次会?が続きました。

ぜひ第2弾をというご要望が多かったと伺い嬉しく思っています。
8月の終わり〜9月頭くらいに第2弾をやりたいなあと思っています。初心者の方も今回おいでになれなかった方もぜひいらして下さい。







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