さて、今年の「平家物語〜語りと波紋音〜」はあちこちに行って参りました。旅好きの私としてはたまらなく楽しい毎日!永田さんとの珍道中をリポートします!
さて、ツアースタートは9月2日(金)19:00@青山グローカルカフェ。
演目は「祗園精舎・敦盛最期・那須与一」。
青山からひと月半……なんだか数ヶ月経ったよう…濃厚な日々を過ごしてます。
グローカルカフェは外苑前から歩いてすぐのライブラリースタイルのおしゃれなカフェです。今回の公演はインターネット百科事典などのコンテンツを提供しているジャパンナレッジさんが主催して下さいました。(図書館に行かなくても「新編日本文学全集」など読めるのでとても便利です。)
いつもの私たちのお客さまとはまた違う方もお越しくださって、店内には60名近くの方々が。ありがとうございます!
細長い店内をどのように使うか、事前に念入りに下見をし、「那須与一」に合わせて縦長の演技エリアにすることにしました。今回の目玉は「那須与一」で「エレクトリック波紋音」を使うこと!永田さんははじめ「ええ〜?!」と言っていましたが、モダンなお店だからこそ念願のコンテンポラリーな平家をやってみたいという私の希望でした。
「e波紋音」音響スタッフとしてきゅうり君(←実はタブラ奏者)も手伝ってくれて心強い(^o^)。
お店のスタッフの皆さんも、よい演技空間になるようにとたくさんご協力下さいました!ありがとうございます。会場設営も照明もばっちり。まずは、ジャパンナレッジのサイトから平家物語の原文をプロジェクターで映しつつ、いつもより詳しく物語の解説をしました。やっぱり文章があると単語が分かりやすいですよね。
そして、いよいよ本編。
永田さんのソロからの〜〜〜
「祗園精舎」
続いて「敦盛最期」。これはいつも通り、生「波紋音」で。お客さまのすぐ足元で敦盛の首を斬るシーンは舞台の時とはぜんぜん違って私のほうがドキドキしました〜。
最後は「那須与一」。与一は、ざっくり言うと、入社二、三年目くらいの社員が御曹司副社長にチョー無茶振りされて、死を覚悟しながらやけくそで引き受け、矢を射るっていう話なんですけれども(笑)、与一の心拍数の高まりみたいなものをエレクトリック波紋音で表してもらいました。ぞわぞわするほど面白かったです。実は、私が一番やりたかった、時代を飛び越えたコンテンポラリーでかっこいい「平家物語」が、はじめて出来たような気がします。ぜひまたどこかでやりたいですね。
この赤い青海波の着物は那須与一にぴったりだなとおもって購入したものです。遠目で見るとピンクっぽく見えるのですねぇ。
永田さんの玉虫色の衣装も海のようでとても素敵でした。
本編終了後は、アフタートークです。永田さんの波紋音解説に皆さん興味津々、のぞき込んでいらっしゃいます。永田さんの笑顔が可愛いですね。
物語のシーンに合わせてさまざまな波紋音の音色を使っているというのを、語りと合わせてご紹介しました。永田さんの平家がらみの説明も日に日に上手くなってます(笑)。
めずらしく二人がかわいく(?)見交わす写真です。
つづく。
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