2012年12月4日火曜日

物思いの種──「千手前」

清盛には多くの子がいましたが、平家物語に登場する主な息子達をざっくりご紹介しましょう。

長男の重盛は、武勇に長け誠実温厚。しばしば父清盛をいさめ、全体を見通す優れた人物でしたが、平家全盛の時期であるにもかかわらず、父の悪行に一門の運命を予見し熊野権現に祈って自ら命を縮めて死去。

二男の基盛は、夭逝したため平家物語では登場せず。

三男(平家物語では二男)の宗盛は、清盛の死後、家督を継ぎ一門の棟梁となりますが、性格は凡庸・臆病。義仲軍との交戦を避けて早々に都落ちを決定し、その際に法皇を逃したり、壇ノ浦で入水する勇気もなく、虜囚となってからもさかんに命乞いをし、周りからつまはじきされたり平家物語でもその無能さが強調されています。

四男(平家物語では三男)の知盛は、知謀の将として知られ。京都の防衛から壇ノ浦での滅亡に至るまで一門の軍事面での中心的存在として活躍しました。

五男(平家物語では四男)の重衡は、武勇の将として知られ、数々の合戦で勝利を収め、南都(奈良)焼き討ちの大将軍でもありました。一ノ谷で生け捕りにされ、京中を引き回された後、頼朝の申請によって鎌倉へ下向。一年後、南都大衆の引き渡し要求によって奈良へ上り、木津川のほとりで斬首。管弦にも優れユーモアもあり女性にももてました。

(以下略)


さて、本題です。

「千手前」は、この重衡が捕らわれて鎌倉に下った時の話です。

まず、あらすじを見てみましょう。

ーーーーー

朝敵となった三位中将重衡は、鎌倉で兵衛佐頼朝と対面します。南都攻めについて尋ねられた重衡は、焼き討ちは清盛の命令でも重衡の咄嗟の判断でも無かったといい、平家の運命の傾いたことを語り、早く首を刎ねるよう求めます。その毅然とした態度に梶原景時をはじめとする並みいる敵将が感服しました。頼朝は南都から引き渡しの要求があるだろうと、伊豆国の住人、狩野介宗茂に重衡を預けました。狩野介は情け深い者で、重衡は思いがけなく手厚い待遇を受けます。重衡を様々にいたわりお風呂を用意します。「道中の汚れを落としてから処刑するのだろうか」と重衡がいぶかしんでいると、20歳くらいの見目麗しい女性と14、5歳の少女が湯浴みの世話をしに湯殿に入ってきます。「なんでもお望みのことを承って私に申せ」と頼朝から遣わされました、というと重衡は「今更申すことはないが、ただ出家がしたいだけだ」と言います。

その夜、くだんの女性が琵琶や琴を持たせて酒宴の席にやってきて世話係の宗茂とともに重衡に酌をします。興なげな重衡に、千手は「羅綺の重衣たる情無い事を機婦に妬む」という詩を朗詠します(この詩を朗詠すれば、詠ずる人も聞く人も守ろうと誓いの込められた詩。か弱い舞姫にとってはその身にまとう薄衣さえ重いので、なぜこんな重い衣を 織ったのかと、機織女の無情を恨むほどだ、の意。重い罪を背負った重衡に同情しつつ、後の句では管弦が長すぎて終わらないので楽人を怒ると歌われており、千手は早く終わればいいと思っているのではありませんかと暗に重衡を気遣った)。しかしながら重衡は、「この世では自分は見捨てられた。一緒に歌う気にならない。罪が軽くなるような歌なら」と言うと、千手は「十悪と言えども引摂す(十悪を犯した罪人も、仏は導いて下さる)」「極楽願はん人は皆、弥陀の名号唱ふべし」などと心を込めて歌います。すると 重衡は盃を傾けました。続いて、千手が琴で雅楽の「五常楽(ごじょうらく)」という曲を弾くと、重衡の心も少しはほぐれたのか、「今の自分には“後生”楽とも聞こえる。では往生を急ごう」などと洒落て、自ら琵琶をとり「皇麞(おうじょう)の急」を弾きました。
夜も更けて、重衡の心がだんだん澄んでくると「東国にもこんなに優雅な人がいたのか。何でも良い、もう一曲歌って欲しい」と所望します。千手は「一樹の陰に宿りあひ、同じ流れをむすぶも、みな是先世のちぎり(同じ木陰に身を寄せるのも、同じ川の流れを手ですくって飲むのも、 全て前世からの契りである)」という白拍子を歌い、重衡も「灯闇しては、数行虞氏之涙」(楚の項羽が漢の高祖に敗れた際、その中で愛する后と別れる悲しさを歌った詩を朗詠しました。
夜も明けるので、千手前は重衡のもとを辞して帰り、持仏堂で法華経を読んでいる頼朝のところへ行きます。頼朝はほほえみながら「どうだ、よい仲人をしてやったろうが」といい、「平家の武人は戦さのことばかりと思っていたが、あの重衡の琵琶や朗詠など誠に優雅な人であったよ」と言いました。
千手はその夜のことが物思いの種となったのでしょうか。重衡が処刑されると、出家して信濃国善光寺にこもり、重衡の菩提を弔い、自分も極楽往生しました。

ーーーー

このお話、いってみれば、千手と重衡の一夜の恋のお話なのですが、さまざまな要素が含まれています。

重衡は平家随一の武将として、これまでにも様々な戦に勝ってきました。言い換えれば多くの人を殺してきたわけですが、最大の罪は奈良の僧侶達の反乱を鎮めるために攻めていって、寺院と大仏を焼き払ってしまい、1000人以上の僧侶と一般人が犠牲になったことです。暗闇の戦で明かりを取るために民家に火を付けたところ風が強くて延焼してしまったのです。当時僧侶を殺害することは一番重い罪で無間地獄に落ちるとされていました。

一ノ谷の合戦では、共に自害すると誓い合った乳母子に裏切られ、生け捕りになってしまいます。源氏軍は、重衡の身柄と平家が持って行った三種の神器とを交換しようと八島に陣を構えている宗盛に伝えますが、一門は断腸の思いで拒絶します。重衡は味方からも見捨てられました。

すべての望みを絶たれた重衡は出家を願いますが後白河法皇は許可しません。かねて親交のあった法然との対面が許された重衡は、南都焼き討ちは立場上避けることが出来なかったが、大将として罪を負う、しかし、このような悪人でも助かる方法があれば教えて欲しいと涙ながらに訴えます。地獄の実在を疑わなかったその時代、重衡は己の罪の重さに恐れおののいていたのです。

千手は手越(今の静岡市内)の長者(遊女のかしら)の娘で、美人で心優しい娘なのでこの2、3年頼朝の御所で召し使われていました。彼女はとても控えめで、べらべらと喋るようなタイプではありません。しかし、酒宴では、少しでも重衡の心の苦しみが軽くなるようにと、ふさわしい歌を選び、心を込めて歌うのです。重衡はこれほど自分の心を分かってくれる人がいたのかと驚いたのではないでしょうか。敗軍の将のすでに死後の世界しか求めていない貴公子が、行きずりの一夜に思いがけない心の優しさに巡り会うこの場面は、平家物語の中でももっとも美しいものの一つと言えます。

この、千手と重衡のやりとり、会話はほとんどなくて朗詠のやりとりそのものが会話になっています。なんと優雅なことでしょう。

そんな様子を頼朝は「立ち聞き」していて、翌朝、千手に(お前、惚れたな)という感じで言うところが、私は密かに好きです(笑)。


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これはもう語りではない、古典の言葉が躍動する!分かる!美しく衝撃的な舞台
「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)昼の部14:00開演/夜の部19:00開演(上演時間75分)
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分

【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。

【チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp

 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
 渋谷店(SHIBUYA109 2F)池袋店(池袋パルコ6F)銀座店(銀座ファイブ1F)
 東京店(大丸東京11F)新宿店(伊勢丹会館B1F)吉祥寺店(アトレ吉祥寺B1F)
 横浜店(横浜駅東口ポルタ)大宮店(ソニックシティホール)


2012年12月3日月曜日

絶望か希望か──「足摺」

「足摺」は、かの有名な鬼界ヶ島で置いてきぼりにされてしまう俊寛のお話です。
能や歌舞伎、浄瑠璃の演目になっていますので、どこかでご覧になっている方も多いと思います。

俊寛が流罪になった原因「鹿ヶ谷事件」が起こったのが1177年。5月に発覚し6月には、藤原成経、俊寛、康頼が鬼界ヶ島に配流となりました。その1年後の1178年6月に清盛の娘で高倉天皇に嫁いだ徳子が懐妊、しかし体調が思わしくありません。その原因は南の島へ流したものたちの恨みによるものなので早く召し帰せということで大赦が行われ、成経と康頼が都へ召還されるのです。

鬼界ヶ島は南海の孤島で火山の煙がもくもくして硫黄がごろごろ、田んぼも畑もなく、住人の言葉はぜんぜん分からないところだと平家物語では書いています。

あらすじを見てみましょう。

ーーーー

お話は都からの使者が喜界が島の浜辺にたどり着くところから始まります。


都からの使者の上陸に俊寛は大喜びしますが、赦免状に俊寛の名前はありませんでした。そもそも俊寛は、清盛に世話になった恩がありながら、それを無為にして謀議のために山荘を提供したことなどから、清盛の怒りは収まらなかったのです。
自分一人が赦免に漏れたことを知った俊寛は、丹波少将成経につかみかかり、「こうなったのも、そなたの父、大納言入道殿が企てた謀反のせいだ」と喚きます。丹波少将は、「そのような様子を見ると帰る気持ちにもなりません。乗せて差し上げてでも都に上りたいと思いますが、都のお使いもだめだといいますので、お許しもないのに、勝手に3人で島を出たなんてことが都に聞こえたら、かえって良くないことになります。都についたら様子を見て必ず迎えを寄越すので、それまで待っていてください」と一生懸命慰めましたが、俊寛は人目もはばからず泣きもだえました。

いよいよ船を出そうとすると、俊寛は船に乗っては降り、降りては乗って、自分も船に乗りたいという様子をします。ともづなを解いて船を押し出すと、俊寛は綱に取りついて引かれていき、「せめて九州まで」と船に取りすがって懇願するが、手を引きのけられ、船は沖へと漕ぎ出していきます。俊寛は、子が母を慕うように浜辺で地団駄を踏みながら「乗せて行け、連れて行け」と喚き叫び、高いところに上って船に向かって手を振りますが、船は遠ざかるばかり。結局俊寛は泣きながら浜辺で一夜を過ごし、成経が都に帰って良いように取りはからってくれることもるかも知れないと僅かな望みをかけ、身投げをしなかった俊寛のこころは空しいものでした。

ーーーー

この章段は短いものですが、無駄のないうえに非常に劇的に俊寛の心情や様子が描かれて名文中の名文と言われています。聴いていてもありありと目に浮かびます。だからこそ、能や歌舞伎の題材になったわけですが、このタイトルの「足摺」というのがまたうまいこと付けたなあと思います。これは足摺(もしくは磋跎)の地名にちなみ一人の僧が仲間が船出するのに岬で足ずりをしたという説話を作者がうまく取り入れたとも考えられていますが、ともかく大の大人が子どものように地団駄を踏むのです。思いのほどが痛いほど伝わります。中程の成経の困惑した様子もよく描かれていると思います。俊寛の気持ちは分かるけれど、余計なことをして自分たちの赦免を台無しにしたくない…。

この俊寛という人物は、法勝寺という大寺院の寺務職として80カ所余りの荘園運営にあたり、4、500人の召使いや眷属に取りまかれ権勢を誇っていました。この人の祖父の大納言は、余りに怒りっぽい人で、自分の邸の前を滅多に人も通さず、いつも中門に佇んで歯を食いしばって周囲をにらみつけていたそうです。(最近見かけなくなりましたが、昔は町内にそういうおじいさんがいましたね。ボール取りに行くのがおっかない家!)その孫だからか、俊寛も僧侶なのに気性が激しく驕り高ぶった人で、だからつまらない謀反に参加したのだろうと平家物語は描いています。

このお話には、「有王」と「僧都死去」という続きがあって、これはもう胸に迫る最期ですが、これはいずれまた。

気性の激しい不信心な俊寛ですが、やはり都に残された家族を思い、帰りたい。絶海の孤島に取り残される彼の心境はいかばかりか。。。。ちなみに、私、最初に能「俊寛」を見た時、すっかり俊寛はおじいさんだと思っていましたが、よくよく読んでみると、享年37歳。
やはり、無念であったろうと思います。

こうした人々の怨念が積もり積もって平家を祟ったと書かれています。

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これはもう語りではない、古典の言葉が躍動する!分かる!美しく衝撃的な舞台
「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)昼の部14:00開演/夜の部19:00開演(上演時間75分)
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分

【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。

【チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp

 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
 渋谷店(SHIBUYA109 2F)池袋店(池袋パルコ6F)銀座店(銀座ファイブ1F)
 東京店(大丸東京11F)新宿店(伊勢丹会館B1F)吉祥寺店(アトレ吉祥寺B1F)
 横浜店(横浜駅東口ポルタ)大宮店(ソニックシティホール)







2012年12月2日日曜日

政治家の我欲がこの世をだめにする──「祇園精舎」

いよいよ、今週木曜日に近づいてきました「平家物語」。

今日からあらすじと見どころを掲載していきます。

ぜひお読みになってから劇場にお越しください。


「祇園精舎」

平家物語はこの祇園精舎に始まり、祇園精舎に終わる…といってもいいかもしれません。

前回の公演をご覧になったある方が、「金子さんの祇園精舎は…あれだね、あの〜、無常感ていうの?そういうのがないね…」と遠慮がちに感想を述べられていました。

「そりゃ、そうでしょう、だってわたし、永●町と霞●関に向かって言ってますもの!」
と鼻息荒く私。

では、現代語訳を見てみましょう。

ーーーー

祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きをたてる。釈迦入滅のときに白く変じたという娑羅双樹の花の色は、盛者必衰の道理を表している。ただ春の夜の夢のように儚いものである。勇猛な者もついには滅びてしまう。全く風の前の塵と同じである。驕り高ぶった人も、末永くは続かない。外国の例を探してみると、秦の趙高や唐の安禄山など、これらはみな旧主先皇の政治にも従わず、楽しみを極め、人の諫言も聞き入れることもなく、天下の乱れることを悟らずして、民衆の嘆き憂いを顧みなかったので、末永く栄華を続けること無しに滅びてしまった者どもである。近く我が国にその例を探してみると、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらは皆驕れる心も猛悪なこともそれぞれに甚だしかったが間もなく滅びてしまった。ごく最近では六波羅の入道、前太政大臣平朝臣清盛公と申した人の驕り高ぶり横暴な有様は言葉で言い表せないほどである。

ーーーー

「平家物語」では末法の世に世界が地獄と化していく有様が描かれています。あらゆる人がその運命に巻き込まれることを免れない。源氏物語では、地獄というのは個人の内面の事件であったけれども、平家物語においては地獄は社会的事件となっています。仏教において、人間の苦悩は欲望が原因でした。平家物語において世界を包んだ大地獄の原因は何であったか。それは清盛の並外れた「煩悩」が、「我執」が原因だったとこの作者は言っています。(梅原猛「地獄の思想」より)

毎日の新聞、ニュースを見ると、私はいつもこのことを思い出すのです。だからこそ、平家物語が昔話に思えないのです。

授業で学んだ「祇園精舎」を、劇場でもう一度じっくり聴いてみて下さい。

そして、今回は清盛の最期の章段もやります。併せて聴いていただくことで何かが見えてくるかも知れません。


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これはもう語りではない、古典の言葉が躍動する!分かる!美しく衝撃的な舞台
「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)昼の部14:00開演/夜の部19:00開演(上演時間75分)
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分

【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。

【チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp

 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
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2012年11月14日水曜日

12/6 平家物語公演FAQ?!

みなさんこんにちは。

打合せからあっという間に1週間が経過しました。。。。。
(それはつまり…公演まで3週間になってしまったということなのですが…わわわ)
しつこい風邪も治った金子です。

日を追うごとにどんどんチケットのお申込が増えてまいりました!とっても嬉しく思っております。まだの方はどうぞお早めにお申し込み下さい!

ーーーー

さて、公演に関してこんなご質問がありましたので、念のためご説明申し上げます。

FAQ1:チラシの公演日が、表は12.6(木)裏は12.6(火)になっていますが、どっちが正しいの?
A1:はい、表面の12/6(木)が正しい曜日です!
(裏面は……校正の時に…ここだけ間違いに気づきませんでした〜(T_T)…できるかぎり修正したチラシをお配りしていますが直ってなかったらごめんなさい。修正は白いペンで、もちろん手・書・き。もう何千枚書いたことやら…)

FAQ2:何時の回があるの?
A2:昼と夜の2回公演です。昼の部が14:00開演、夜の部が19:00開演です。
(中には14:00〜19:00までぶっ通しでやると思われた方が何人かいらっしゃいましたが、そんな恐ろしいことやりません。やったらぶっ倒れてしまいます(お客様が)。私どもと皆様の健康のために、各回の上演時間は約1時間15分を予定しています。

FAQ2:前回と同じものをやるの?
A2:まるきり新作です。「祇園精舎」は共通ですが、今回は「足摺」(俊寛のお話)「千手前」「入道死去」の3章段をやります。(ちなみに前回は祇園精舎、祇王、橋合戦、坂落、先帝身投でした。)全く違う印象で楽しんで頂けると思います。この三話の見どころなどは追々ブログにアップしますのでちょくちょく覗いてくださいね。

チケットのお申込お待ちしております!



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これはもう語りではない、古典の言葉が躍動する!分かる!美しく衝撃的な舞台
「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)昼の部14:00開演/夜の部19:00開演(上演時間75分)
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分

【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。

【チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp
 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
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2012年11月11日日曜日

12/6「平家物語」 座・高円寺2公演に向けて始動!

公演までちょうど一ヶ月という日。
演出と舞台美術と照明の打合せをやりました。
私たちは、この平家物語という素材を、
「難しくて古めかしくて分からない眠くなる古典」ではなく
「びっくりするほど分かってかっこよくて美しくて目がギンギン覚めちゃうコンテンポラリー」だと思っています。というか、原文を読んだ時にそういう風に感じたのです。
その面白さをぜひ皆さんにお伝えしたいと思っています。

そして、実はそれを一番楽しんでいるのが私たち自身なのです。

ーーーー

雨降る中、集まったのは、舞台美術家のトクマス氏と照明の横原氏と私。
そう、私はこの平家物語の作品では企画・演出家でもあります。むふ。

前の週に引いた風邪が治りきらず(というか真っ最中)ずびずびしながら電車を降りると
目の前に照明横原氏。彼も「結構しつこい風邪を引いた」らしく、2人ともぐずぐずずびずびしながら打合せのお店に向かいました。

程なくトクマス氏が元気いっぱいでやってきました。「なになに、2人とも風邪〜?やだな〜(笑)」とかいいながら舞台装置の模型を組み立て始め、あっという間に、喫茶店のテーブルに模型がおかれました。「今日は風邪だからトクマスさんに対抗できるかな〜(笑)」なんて言っていた横原氏。模型が組み上がった途端、スイッチがON、目がキラリーンピカ!
「ここがこうでね〜、あそこがああでね〜〜」というトクマス氏。今回の舞台空間は、なるほどそう来たか。と唸ります。そしてすごくいいです。

「うんうん、いいっすね。なるほどね」「いやぁ、ここ明かり当てたくなっちゃうなぁ!」とか1人でぶつぶつ言いながら例のビームで模型を凝視し始める横原氏。

作品の意味や演出イメージをもやもやと話す私。

ああ、面白い。このやりとりが私はものすごく面白くてたまりません。木の中から一体の仏様を彫り出すような…いや、そんな御利益のあるようなものじゃないですが(笑)。。。雲の中にあって、はっきりとは見えないけれど、確かに完成形がそこにあって手探りで見つけるような…この瞬間が「作品作り」の一番面白いところです。




私の言葉の何が彼らにぴんとひっかかるか。そしてどう具現化するのか。模型の中で演じる自分を想像しつつ…口角泡を飛ばしながら話は弾み…

いいんでない〜これでいきましょ〜と。

翌日、美術のトクマス氏からメール。「2人の風邪がうつったよ…(笑)」

前回にもまして、ぜんぜん古典とか平家物語っぽくない絶対面白い舞台空間になります!

いったいそれはどういうこと??と思われたみなさま、ぜひぜひ劇場でご覧になって下さい!どうぞお楽しみに!

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これはもう語りではない、古典の言葉が躍動する!分かる!美しく衝撃的な舞台
「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)昼の部14:00開演/夜の部19:00開演(上演時間75分)
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分
【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。
【チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp
 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
 渋谷店(SHIBUYA109 2F)池袋店(池袋パルコ6F)銀座店(銀座ファイブ1F)
 東京店(大丸東京11F)新宿店(伊勢丹会館B1F)吉祥寺店(アトレ吉祥寺B1F)
 横浜店(横浜駅東口ポルタ)大宮店(ソニックシティホール)









2012年10月24日水曜日

ひつそりと佇む寺の灯に われ古の人となりけり

…なんだかまだ、余韻の中にいて
…800年前の平家物語の世界から戻ってきていない感じです。




千葉県多古町の日本寺。

杉の森の中にある
すばらしいお寺でした。
ゆったりとした時間が流れ…静かで…

静かということがどれほど贅沢かがよく分かります。

200メートルの杉木立の奥に本堂が見える
多古町重要文化財の山門
本堂は二階建で吹き抜けになっている珍しい作り(下見の時の写真)



日本寺は、700年の歴史を持つ日蓮宗の古刹で、僧侶の大学「檀林」として、檀家を持たず、師弟一体となった厳しい行学を行った大変に由緒あるお寺です。しかし、明治に廃檀となった後は、時の流れからはなれたように、ひっそりと森の中に佇み今日に至っています。

その歴史ある日本寺の本堂の中に浮かび上がった幻想的な明かりの中で、永田砂知子さんの波紋音と共に、「足摺」と「千手の前」と「鶏合壇浦合戦」の三つの章段を演じ語りました。
「祇園精舎」


本堂の中央を舞台とし、お客様には舞台を挟んで左右から観ていただきました。
お灯明が揺らめく中、繊細で美しい舞台照明と音響が加わり、まさに劇場では味わうことの出来ない濃密な、悠久の時を超える舞台空間だったと思います。「足摺」では鬼界ヶ島の渚になり波の音が聞こえ、「千手前」では鎌倉の雨の静かな夜が更けてゆくのを感じていただけたのではないでしょうか。

「千手前」 舞も今様もあり千手の優しさが感じられます
前日から泊まり込みで、舞台の仕込みとリハーサルをやったのですが、寝るところが隣で帰りの時間を気にせず、じっくりと取り組めるというはありがたかったですね(笑)。夜も更けゆく中、庫裏で酒を酌み交わしいつまでも話が尽きませんでした。

「鶏合壇浦合戦」 これはあえて語り物として
そして何よりも驚いたのがものすごい数のお客様が来て下さったことです。昼夜共に満員で、特に昼の回は立ち見が出るほどの超満員でした。多古町の皆さまが日本寺を誇りに思い大切にされていることがひしひしと伝わり胸が熱くなりました。本当にありがとうございました。

ぜひまた、日本寺に伺いたいです。

アフタートークの様子
2012年10月20日(土)「平家物語」 千葉県香取郡多古町日本寺
語り:金子あい、波紋音:永田砂知子、照明:関根有紀子、音響:江澤千香子




さて、お寺とはまた違った劇場バージョンをぜひご覧下さい!
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「平家物語 語りと波紋音」第3回公演
祇園精舎 足摺 千手の前 入道死去
語り:金子あい 波紋音:永田砂知子

構成・演出:金子あい 音楽:永田砂知子 美術:トクマスヒロミ 照明:横原由祐 
音響:黒沢靖博 舞台監督:寅川英司+鴉屋 衣装:細田ひなこ 主催:平家物語実行委員会 


【日時】2012年12月6日(木)14:00/19:00開演
【会場】座・高円寺2 http://za-koenji.jp JR中央線 高円寺駅 北口 徒歩5分
【チケット料金】 前売3,700円/当日4,000円/高校生以下1,000円(全席自由)
  ※当日券は開演1時間前より販売。高校生以下割引は平家物語実行委員会のみで取扱。
  ※未就学児のご入場はご遠慮下さい。※開場は開演の30分前。
チケット取扱・お問合せ】
 平家物語実行委員会:090-6707-1253 heike@parkcity.ne.jp
 ちけっとぽーと:03-5561-7714(平日10:00〜18:00)http://www.ticketport.co.jp/
 渋谷店(SHIBUYA109 2F)池袋店(池袋パルコ6F)銀座店(銀座ファイブ1F)
 東京店(大丸東京11F)新宿店(伊勢丹会館B1F)吉祥寺店(アトレ吉祥寺B1F)
 横浜店(横浜駅東口ポルタ)大宮店(ソニックシティホール)





















2012年10月16日火曜日

いよいよ千葉県多古町 日本寺「平家物語」公演!


日本寺「平家物語」公演、いよいよ今週末に迫って参りました。
いやもう、どんな空間になるか私たちもどきどきわくわくしています。

昼は陰影礼賛。夜は参道に灯りがともり、幻想的になると思います。
鉄の創作打楽器・波紋音の音は、太古からあるような懐かしさと洗練されたモダンさとを合わせ持つ不思議な楽器です。だからこそ、同じ平家物語でも独特の世界観が楽しめるのではないかと思います。






出演:語り 金子あい、波紋音 永田砂知子
演目:「祇園精舎」「足摺」「千手前」「鶏合壇浦合戦」

2012年10月20日(土)14時/18時開演(開場は30分前)

会場:日本寺(にちほんじ) 本堂
   千葉県香取郡多古町南中1820−1
入場料:1000円/高校生以下500円
お問合せ・ご予約:日本寺 TEL:0479−76−3745
主催:多古日本寺コンサート実行委員会



成田空港から車で20分に位置する中村檀林旧跡 正東山日本寺は、歴史上有名な檀林(僧侶の学問所)のあった日蓮宗の古刹で、元応元年(1319)開基。大きな森と時代の流れの中にひっそりとたたずむ山門や鐘楼。本堂は二階建で、檀林の講義の様子を思わせる他の寺院では余り見られない珍しい建物です。

山門をくぐり杉林に囲まれた参道を進む
おおらかで由緒ある古いお寺で
時空を超えて
700年前の平家物語の世界をお楽しみ下さい。


アクセスやお寺の詳しい紹介、また成田空港からの送迎バス付きツアー企画などもありますので下記をご覧下さい。

日本寺平家物語公演ページ
http://nichihonji.org/Live/event/heikemonogatari/index.html

日本寺ホームページ
http://nichihonji.org/