宵闇の空気を胸一杯に吸い込むと
切なさがこみ上げてきて
舞台が終わってしまったんだなぁと
つくづく寂しい。
昨日は一日異界に半分漂っていました。
難しい仕事だけれども
一つの世界を、空間を、造形する
舞台というもののしたたるようなおいしさを
久々に味わったかもしれません。
予想以上の大勢のお客様にご来場いただき
心より御礼申し上げます。初めてご覧下さる方がとても多くて
とても嬉しいです。
今回、「語り×波紋音×美術×照明」という四つ巴の舞台を見ていただきました。
題材は古典だけれども、それをいかに現代に引き寄せるか、コンテンポラリーな平家物語を作りたい。それを感じて下さったお客様も多く、私たちは嬉しいです。
たとえ言葉は分からなくても、なんだか面白かった、と思っていただければ
幸いです。
いろいろなご感想を頂いた中で、
いくつか印象に残ったものは
「古酒と新酒を一度に味わった感じ。」
「始めは難解に聞こえていた原文が次第に分かるようになってきた。」
「現代アートだと思った。」
極めつけは
「金子さん、いやあ、ずいぶんうまく現代語訳してしゃべってたねぇ。原文が聞きたかったなぁ。」
「は、はあ??? いえ、あの〜全部「原文」のままだったんですけど、、、」
「えー!?そうだったの?気がつかなかったなあ!わはは。」
もしかして最大のほめ言葉かもしれません。(笑)
ありがとうございました。
次回新作公演にもぜひお越しください。
また、昨年の「木曾三話」もいろいろな所で再演したいと思っています。
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